要旨
日本においては、桜は国花として尊重されている。日本人にとって、桜は特別な花であり、大和心を象徴している。日本人は桜を楽しみ、人生を味わってきたと言えるであろう。桜は日本人と強い絆によって結ばれており、日本人の日常生活には欠かせない一部分となっている。日本のドラマ、映画、漫画などの作品の中で、桜の姿がよく見られる。
それでは、どうして日本人にとって桜が大切なのであろうか。日本人は「わび、さび」という美意識を持っている。桜は非常に綺麗且つ汚れていない姿でありつつ、短い間にパッと咲く美が人に感嘆されている。日本人は桜を楽しむが、一枝の桜花より満開の桜の木を好んでいる。更に、桜には多くのシンボルがある。例えば、出会いと別れ、生と死、恋、武士の魂などを象徴している。日本人は生と死は対立するものではなく、死後に魂が蘇りうると考えている。
本論文は日本の民俗、詩歌、映画などにおける桜から、日本人が桜を好む理由とその表現を考察し、主に桜から日本人の美意識、集団意識と死生観を研究しようとするものである。時代の変化により、桜については種々の異なる意味付けがなされてきた。日本人の衣食住などの日常生活方式及び考え方が変化するに伴い、日本人と桜の関係を更に研究し続けなければならない。
キーワード:桜;美意識;集団意識;死生観
目次
要旨
中文摘要
1. 序論.1
2. 桜についての紹介.1
2.1桜の伝説
2.2桜のシンボル
3. 桜に対する日本人の愛好とその表現.2
3.1日本民俗における桜
3.2日本古典詩歌における桜
3.3 日本映画における桜
4. 桜を愛する日本人の精神的特徴.7
4.1 桜と日本人の美意識
4.2 桜と日本人の集団意識
4.3 桜と日本人の死生観
5. 桜に対する日本人の精神の将来展望.9
5.1 創造力の尊重
5.2 生命に対する尊重
6.結論10
参考文献11
謝辞