要旨:現代の女性において化粧はごく日常的なものであり、自己表現の手段である。それも、男女を問わずに行われる。しかし、「私は化粧をしない」という者もいるだろう。果たして、本当にそうだろうか。朝起きて顔を洗う、寝ぐせの髪を整える、歯を磨く、顔にクリームを塗る、ファンデーションを塗るなどは、すべて化粧である。本論文は20代を中心に日本女性の化粧動機について論じたものである。
一日の活動が始まってから終わるまでに、顔面に何も手を加えないという者は、ほとんどいないだろう。特に、顔面に手を加える日本女性が目立つようになった。それでは、なぜ日本女性の化粧程度が高くなっているのだろうか。この原因は、1つだけではない。そこで、本論文では、20代の日本女性を研究対象にし、化粧の状況を整理した上で、化粧動機についての検討を行う。そして、なぜ20代の日本女性は化粧習慣になることを明らかにすることを目的とする。
本稿は三つ部分に分かれている。第一部分では、化粧の概念を紹介し、化粧歴史を明らかにする。または、対人恐怖と自己愛人格の傾向といった個人差原因から化粧動機を分析する。第三部分では、日本の伝統や日本の教育やファッションブームなどの面から化粧動機を考察する。
キーワード: 化粧意識、日本女性、化粧習慣
目次
要旨:
中文摘要
はじめに.1
第一章 化粧について.1
1.1化粧の概念.1
1.2日本女性の化粧史.2
第二章 日本女性化粧意識の個人差原因.2
2.1対人恐怖の傾向.2
2.2自己愛人格の傾向.3
第三章 日本女性化粧意識の社会化原因.4
3.1日本の伝統.4
3.2化粧教育.5
3.3ファッションブーム.6
終わりに.7
参考文献.8
謝辞.9