要旨:「窓際のトットちゃん」が黒柳徹子は自分の経歴に基づいて書いた物語である。トットちゃんという主人公はトモエ学園の小林校長のゆとり教育の影響を受けて、知らず知らずのうちに性格や考え方が変え、退学された”悪い子”から明るくて思いやりがある学生に変わったことになる。
小林校長はゆとり教育と個性発展をもっとも大事な位置に置いておく。小林先生の教育方針は「どんな子も、生まれた時には、いい性質を持っている。だから、大人たちは早くこの「いい性質」を見つけてそれを伸ばしていき、個性のある人間にしていこう」というのだった。小林校長は独特な教育環境を作り出し、学生の余暇時間を豊かにし、学生の生存能力と心理教育を強調する。
トットちゃんの両親はトットちゃんの無邪気さと子供らしい風情を大切にし、積極的に学校の活動に協力し、トットちゃんの意見を聞き、正しくトットちゃんを導くようにしてきた。
本論文は小林校長の教育方針と「窓際のトットちゃん」の中に書いてある家庭教育についての分析を通してゆとり教育の中核は学生の個性や能力に適した教育ということである。つまり、学生の個性発展を重視し、豊かな人間性を持たせる。学生の全面発展を求める。
筆者からみれば、ゆとり教育の目的は学生が勉強と生活の楽しみを発見し続け、自分向けの生き方を見つけ、一人ひとり甲斐を生かすということである。
キーワード: 小林校長 ゆとり教育 家庭教育 個性発展
目次
中文摘要
要旨
初めに-1
1.トットちゃんと小林校長についての紹介-2
1.1トットちゃんの紹介-2
1.1.1退学された“悪い子”-2
1.1.2立派な人間-2
1.2小林校長の紹介-3
1.2.1生き立ち-3
1.2.2教育方針-3
2.「窓際のトットちゃん」から表われたゆとり教育-4
2.1トモエ学園のゆとり教育-4
2.1.1トモエ学園らしい教育環境-4
2.1.2生存能力を強化する教育-4
2.1.3心理の教育-5
2.2家庭のゆとり教育-5
3.ゆとり教育の中核-6
3.1学生の個性発展を重視するように-6
3.1.1勉強する気を起こすように-6
3.1.2学生の個性を尊重するように-6
3.1.3自然に学生を育成するように-7
3.2豊かな人間性を持たせるように-7
3.2.1力を入れる道徳教育-7
3.2.2民主と平等な人間関係-8
3.3健康と体力を兼ねた生きる力を育むように-9
3.3.1巴学園らしい運動会-9
3.3.2心身両面を発展させる音楽教育-9
終わりに-10
参考文献-11
謝辞-12