要旨:結婚観というのは人々の結婚に対する見方である。伝統的な日本人女性にとって、婚姻は自分の幸せの終点であると考える人は多いようである。また、結婚によって経済的社会的地位を高めることがのぞまれる、「婚活」という言葉が表したように、いい結婚ができため一生懸命頑張る。近代の日本女性は、良妻賢母というイメージが強い。しかし、社会文明の進歩にともなって、多くの女性が高等教育を受け、社会的地位も高められるようになった。そして、婚姻は次第に社会地位を高める唯一の方法ではないと考えるようになり、自分の経済実力に頼って、質のよい生活ができると思うようになった。それで、結婚観もだいぶ変わって、晩婚、非婚、未婚と離婚の女性が急激に増加してきた。このような観念はどのように変化しているのか、また変化の原因は何であるか。それはやはり、女性の社会進出によって、従来の価値観が変わったということを物語っている。
キーワード:日本人女性;社会地位;女性婚姻観
目次
要旨
中文摘要
はじめに-1
第一章 伝統的婚姻観- 2
1.1伝統的婚姻観-2
1.2婚姻観の変遷-2
第二章 現代的婚姻観-3
2.1早婚化-3
2.2晩婚化-3
2.3未婚化-4
2.4非婚化-5
2.5 DINK族-5
第三章 婚姻観の変化の要因-6
3.1高学歴化-6
3.2社会進出-6
3.3社会地位の確立-6
3.4結婚相手の選択余地-7
3.5強まった女性の就職意識-8
第四章 婚姻観の変化による影響-9
4.1少子化-9
4.2高齢化-9
4.3高い離婚率-10
終わりに-11
謝 辞-13
参考文献-14